難しい髪質 (70日目)
皆さんこんばんは!本日も宜しくお願い致します🤲
昨日、小学3年生の男の子のカットをさせて頂きました。ソフトモヒカンのデザインで、スタイルギャラリーにも投稿させて頂いたのですが。
この子の髪質が物凄く硬く、非常に難しいカットでした!
髪質が硬いと何が難しいかといいますと。例えばセンターパート(真ん中分け)を櫛で分け取るとします。左と右2つに別れますよね?髪が物凄く硬いと極端な話、分けられないんです!
長い髪では重力により下に引っ張られる為。硬い髪質でも分けられない事はなかなか無いのですが、短い髪ともなると。下に引っ張られる力が弱まる為分けられなくなります!
今回、ソフトモヒカンのデザインを作ったのですが。僕が21歳の時2002年ワールドカップがあり、ベッカムのソフトモヒカンデザインが非常に流行りました。その時、一緒に働いていたスタッフの髪をソフトモヒカンに切ったのですが。その子が非常に硬い髪質でめちゃくちゃ失敗しました(笑)
頭の中にデザインを構築する為の全てのピースが無い限り難しい髪質の方を希望のデザインにするのは非常に難しいんです。解りやすく伝えますと、カットに誤魔化しが効かないと言う事です!
昨日カットをするまで、難しい髪質のカットという事を忘れていたというか。何でも作れるようになってしまったので、意識していませんでした!
そんな無意識領域に展開した僕のカットスキルを持ってしても。意識しなければ作る事が非常に難しいカットを久しぶりに体感し、久しぶりに仕事で違う高揚感を得てテンション爆上げでした(笑)
昨今のSNSは色んな髪型が調べられ、お洒落なデザインを見る事が出来ます。しかし、そのほとんどが髪が柔らかくて非常に作りやすい髪質です。即ちイージーモードの髪質のモデルさんが多いと思います。
昔のカットが上手いと言われる基準は、難しい髪質を扱える美容師でした。今は、可愛くカッコよく見せられる人が上手いと言われます。
物事の本質を見極める目、皆さんも是非養ってください!偽物に騙されないで下さいね😄
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